平均への回帰は本当か? プリント メール
作者 kengo   
2008/12/08 Monday 09:16:43 JST

「長期的に見れば、よく分散投資された株式ポートフォリオが提供するリターン

は、株式市場平均のリターンにかなり近づくが、最後にわずかに及ばない」(p226)



インデックスファンドの時代」著者のボーグル氏は上のように言っていますが、

実際のところはどうなのでしょうか?



インデックスファンドの時代」(p227)には次のようなデータが書かれていま

す。


・S&P500平均に対する相対年平均リターン(1970年代~1980年代)



1970年代のランキング 第一分位 第二分位 第三分位 第四分位
1970年代 4.8% 1.1% -1.1% -4.1%
1980年代 -1.0% -1,1% -2.0% -1.8%



ここで言う第○分位というのはS&P500平均に対する過去(1970年代)のパフォ

ーマンスに基づいて格付けされたものです。



つまり過去(1970年代)のパフォーマンスでは第一分位が一番リターンの高かっ

たファンド群で、第四分位が一番リターンが低かったファンド群です。



ですが1980年代になると、大体どのグループも年平均リターンよりも少しリター

ンが低いぐらいに収まっているのがわかるでしょうか。



つまり過去のデータ(1970年代)ではリターンに差があったファンドが1980年代

までそのファンドを持ち続けると、ほぼ同じリターンに収縮していっているので

す。



これはまさしく平均への回帰です。しかも回帰していく先は平均リターンよりも

少し低い値(-1.5%前後)になっています。



もちろんこの例は平均への回帰をわかりやすく説明するために顕著なデータを選

んだものです。ですがボーグル氏は次のようにも言っています。



「ミューチュアル・ファンドのリターンが平均に回帰するという法則は、どのよ

うな期間や基準を使用していても一貫しており、かなりの程度予測可能で普遍的

なものである」(p230)



*ミューチュアル・ファンド・・・投資信託のこと


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最終更新日 ( 2008/12/22 Monday 10:38:34 JST )
 
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