投資信託の回転率 プリント メール
作者 kengo   
2008/04/24 Thursday 11:11:45 JST

投資信託を買っている人の中に、しばしば購入する投資信託を入れ替えている

人がいます。例えばある投資信託を買ったのに全然値が上がらないため、その

投資信託を売って違う投資信託を買ったりするのです。



この傾向は昔よりもかなり高まっています。1960年代の株式ファンドの投資

家の回転率は約8%で、平均すると同じファンドを12年間は保有する傾向があ

りました。



ですが最近では株式ファンドの投資家の回転率は約30%にまで上がっていて、

同じファンドを平均でたった3年しか保有していないのです。



なぜこのようなことがおきているかというと、個人投資家が投資信託のファンド

マネージャーのやり方を真似しているからです。



株式ファンドのファンドマネージャーも1960年代はポートフォリオの回転率

を平均17%ぐらいに抑えていましたが、最近では平均85%にまで上がって

きているのです。



ファンドマネージャは投資のプロですから個人投資家がその真似をするのは

当たり前です。しかしこれには重大な欠点があります。



それはコストの問題です。基本的に投資信託の買ったり売ったりするとその度

手数料が掛かります。しかもその手数料は全て証券会社や運用会社の収入

になっているのです。



つまり個人投資家はその度に損をしているわけです。



またこのように保有期間が短いと賢明な長期投資の計画はほとんど実行不

可能です。長期投資というものは10~30年間保有することをベースに投資を

するので、たった3年で売られてしまっては意味がないのです。



個人投資家がファンドマネージャーの真似をしたい気持ちはわかります。ですが

良く考えてみると、それが個人投資家にとって必ずしも良い方法であるとは限ら

ないのです。

最終更新日 ( 2008/04/24 Thursday 11:16:40 JST )
 
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