アメリカ株式市場のリスク プリント メール
作者 kengo   
2008/04/04 Friday 16:03:49 JST

株式市場の実質リターンは長期的には非常に安定しています。しかし1年1年を

見るとすごく変動していることがわかります。



下の表を見てください。これはアメリカ株式市場のそれぞれの期間の年平均リタ

ーンの最大値と最小値を表しています。


標準偏差 最大 最小
1802~1870 16.9 66.6
-22.9
1871~1925 16.8 56.1 -31.2
1926~1997 20.4 57.1 -38.6
1802~1997 18.1
66.6 -38.6




例えば一番上の1802~1870年の場合、最大が66.6%、最小が-29.

9%なので、市場が1年間で66.6%値上がりしたときもあったし、逆に29.

9%値下がりしたときもあったということです。



またいうここでいう標準偏差とは変動性を示す学術的な尺度のことです。(標準

偏差の計算は難しいので、標準偏差が低いほうがリスクが低いと考えておけば十

分です)



例えばある期間で年平均リターン10%を出したファンドがあるとして、その期

間の年間リターンの3分の2が-5%~25%、つまりプラスマイナス15%の

範囲内にある場合、その期間の標準偏差を15%とするのです。



上の表を見てみても、1年間の標準偏差を平均したものは全て15%以上でかな

り高くなっています。



ですが一般的にリターンの変動幅は投資期間が長くなるにつれて縮小する傾向

があります。

 

  1年 5年 10年 15年 25年 50年
上限 25.1 14.4 11.2 10.3 8.7 7.7
下限 -11.1 -0.6 2.4 3.4 4.7 5.7
標準偏差 18.1 7.5 4.4 3.3 2.0 1.0



図のように年間リターンの標準偏差の平均は18.1%ですが、これを5年間の

リターンの標準偏差にすると7.5%になります。また、これを10年間にする

とさらに低くなって4.4%、になります。



やはりここでも長期投資の有用性が出ています。リスクをできるだけ少なくする

ためには長期投資をする必要があるということが、過去のデータからも明らかに

なっているのです。

最終更新日 ( 2008/04/07 Monday 12:21:41 JST )
 
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